使い方
cTraderの基本設定とインストール方法
cTraderは、直感的で洗練されたインターフェースを持つ取引プラットフォームです。まず、公式サイトからcTraderをダウンロードし、インストールを行います。インストール後、初期設定として言語を日本語に変更し、タイムゾーンを日本時間(夏時間はUTC+8、冬時間はUTC+9)に設定することで、より快適に利用できます。
アカウントの作成とログイン
cTraderを利用するには、対応するFXブローカーで口座を開設する必要があります。口座開設後、提供されたログイン情報を使用してcTraderにログインします。ログイン後は、取引口座の選択や資金の入出金などの管理が可能です。
取引画面の構成とカスタマイズ
cTraderの取引画面は、左側に市場ウォッチリスト、中央にチャート、右側に取引パネルが配置されています。ユーザーは、これらのレイアウトを自分の好みに合わせてカスタマイズできます。また、ワークスペースとして保存することで、次回以降も同じレイアウトで作業を開始できます。
注文の種類と発注方法
cTraderでは、以下の注文方法が利用可能です:
- マーケット注文:現在の市場価格で即時に注文を執行します。
- リミット注文:指定した価格での注文を設定し、価格が到達した際に執行されます。
- ストップ注文:指定した価格に到達した際に注文が発動し、マーケット注文として執行されます。
- ストップリミット注文:ストップ価格に到達した際にリミット注文が発動します。
これらの注文は、チャート上や取引パネルから簡単に設定・発注できます。
チャート機能とテクニカル分析
cTraderのチャート機能は、高度なテクニカル分析をサポートしています。ユーザーは、複数の時間足(1分足から月足まで)を選択でき、60種類以上のインジケーターを利用可能です。インジケーターの追加や設定は、チャート上で右クリックし、「インディケーター」から行います。また、チャートのテンプレートを保存することで、他の通貨ペアにも同じ設定を適用できます。
板情報(Depth of Market)の活用
cTraderは、以下の3種類の板情報(DoM)を提供しています:
- Standard DoM:価格と注文量の関係性を確認できます。
- Price DoM:クイックトレードを行うためのインターフェースです。
- VWAP DoM:指定した取引数量に対する平均価格を確認できます。
これらの板情報を活用することで、市場の流動性や価格の動向を把握し、より戦略的な取引が可能になります。
自動売買(cBot)の利用方法
cTraderでは、cBotと呼ばれる自動売買プログラムを利用できます。cBotの設定は、左側の「Automate」セクションから行います。ここでは、使用するcBotの選択、パラメーターの設定(例:ストップロス、テイクプロフィット、インジケーターの期間など)を行い、スタートボタンを押すことで自動売買を開始できます。なお、自動売買を継続するためには、cTraderを起動し続ける必要があります。
コピートレード機能(cTrader Copy)の使い方
cTrader Copyを利用することで、他のトレーダーの取引戦略を自分の口座でコピーできます。手順は以下の通りです:
- cTraderにログインし、左下の「Copy」を選択します。
- 表示されるストラテジー一覧から、コピーしたいトレーダーを選択します。
- 「Start copying」をクリックし、コピーする金額や口座を設定します。
各ストラテジーには、手数料やパフォーマンスフィー、ボリュームフィーなどが設定されている場合がありますので、事前に確認しましょう。
モバイルアプリでの取引
cTraderは、iOSおよびAndroid向けのモバイルアプリも提供しています。モバイルアプリでは、チャートの閲覧、注文の発注、ポジションの管理、取引履歴の確認など、PC版とほぼ同等の機能が利用可能です。外出先でも取引を行いたい場合は、モバイルアプリの活用をおすすめします。